概 要

会長挨拶

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一般社団法人 沖縄県薬剤師会
会 長 亀谷 浩昌

平素より沖縄県薬剤師会にご理解とご支援を賜っていますことに心より厚く御礼申し上げます。
 昨年は新型コロナウイルス感染症対策に明け暮れた一年となりました。年が明けても終息の見通しが立たない状況です。この中、県民医療を支えるために医療チームの一員として、薬剤師も病院の中で、あるいは地域の保険薬局などで取り組んでいます。薬局へは幼児から妊婦、お年寄りまで、コロナ感染に注意を払わなくてはいけない患者様が多くお見えになります。また、無症状のコロナ感染者が来られることも十分に考えられます。患者様と対面してお薬の説明をする我々薬剤師は感染予防を心がけながら職務を遂行しております。同時に、薬局内の患者様が感染しないよう万全の注意をしています。  さて、少子高齢社会を迎えた日本において、地域包括ケアシステムの構築が喫緊の課題となっています。令和元年12月に公布された薬剤師の業務を規定する法律(以下、改正薬機法)の中に、「薬剤師は調剤時に限らず、必要に応じて継続的に患者の服薬状況の把握や服薬指導を行うことや、その中で得られた患者情報を地域包括ケアを担う医療者と共有すること」とされています。この法律は何を期待して作られているのでしょう。
 薬は規定通りに使用すれば大多数の患者には効能を示しますが、一部の患者様には投与量不足で効果が出ず、また、一部の患者様では過多となり、思わぬ害を及ぼす事態があり得ます。米国医師会雑誌(JAMA)に掲載された論文によると、誤処方や過剰投与、服用ミスなどによる被害を除く、適正な使用の結果起きた副作用によって、重度の副作用を有する入院患者は約220万人、副作用による死亡は10万6000人との推計値が得られています。この結果を日本に当てはめると、薬の副作用が原因で死亡する人は交通事故死の約20倍にもなるとの推察があります。理由として、薬そのものの副作用以外に、日本人の薬好きやサプリメントや健康食品の多用による想定外の相互作用があげられています。
 患者様が薬局で薬を受け取って自宅での薬物療法が始まるのですが、次回に医師や薬剤師に会うまでの在宅期間中が、薬物療法の効率化・適正化を計る上でのウイークポイントになっています。薬物療法の評価が薬について詳しくない患者様に任されている状況があるからです。先に述べた改正薬機法は、この間を薬剤師が見守り、生活指導やOTCの使用で対応が可能か、あるいは早急に医療機関への受診を勧めるべきか判断することを求めているのです。
 我々薬剤師は日々努力を続けスキルを向上させ、より安全・効果的・効率的な薬物療法を目指していきたいと思っています。

沖縄県薬剤師会 役員一覧

(任期)自 令和元年6月16日~ 至 令和3年6月開催予定の定時総会終了時

会長亀谷 浩昌
副会長中村 克徳
常務理事金城 雄一
常務理事佐藤 雅美
常務理事西川 裕
常務理事宮城 幸枝
常務理事村田 美智子
理事川満 直紀
理事前濱 朋子
理事新垣 秀幸
理事上原 卓朗
理事笠原 大吾
理事幸地 良信
理事古謝 真己
理事島袋 さゆり
理事知名 博樹
理事友寄 安彦
理事中尾 滋久
理事盛本 直也
理事吉田 洋史
監事江夏 京子
監事神谷 朝雄